9月5日

「仕事はどうなん」

「うーん。まあ・・・まあまあていうか」

「なんや。あの超単調な仕事は終わったんか」

「いや・・・終わってないけど、別の仕事はいってん」

「よかったやん。そしたら、ちょっとは眠いのマシになったやろ」

「うー。別の仕事ていうか、別の単調な仕事ていうか」

「あ・・・そうなんや」

「うん・・・めっちゃ眠いよ。マジで30分に一回は記憶飛ぶ。なんか夢みるもん」

「か、かなりのもんやな。そのうち契約切られそうやな。いや絶対切られるな」

「で、兄弟で女を忘れる旅に出たのよ」

「そうや。仕事の憂さはアラビアンナイトで忘れよな」

「二人は昼夜を問わずに歩き続けて、とうとう海に出てん。

で浜辺を歩いてると、急に波がやたら高くなって、海中から黒い柱がでてきて、魔人ぶーになってん」

「なんでドラゴンボール」

「それはウソでとりあえず、めっちゃ怖そうで強そうな魔人になってん。

兄弟はビビッて隠れてたら、魔人は海から大きな箱を出してそこから、めっちゃきれいな若いおネエちゃん出してきてん。

で、そのおネエちゃんに『自分めっちゃきれいやなー。俺がさらってきてんぞー。俺ってすごいわ。あ。なんか眠くなってきた』

て言って、おネエちゃんのひざまくらでぐーぐー寝だしたのね」

「なにそれ」

「おネエちゃんもそう思って、周りを見渡して、隠れてる兄弟を見つけたのね。

で、二人に『こっち来なさい』て命令してん。二人はムチャ言うなてなかなか出て行かへんかってんけど、

『来やへんかったら、魔人起こすで』て脅されてしぶしぶそっちに行ってんな。

そしたら、おネエちゃんは魔人の頭を膝からはずして『いやー結構ええ男やんー。ほなしましょかー』て言ってん。

二人はビビッてムチャ言うなー。出来へんよー。魔人起きたらどうすんねん。

て抵抗したんやけど、おネエちゃん『大丈夫て。絶対起きへんもん。ていうかこれ以上抵抗したらわたしが起こすで』

て脅して、二人を無理やり・・・」

「ええー。なんかすごいな」

「すごいやろ。これが大人のアラビアンナイトの真髄よ。で、二人を絞りつくして、詩を読むねん。

『おんなが望んだらそれは絶対』

兄弟はホウホウの体で逃げ帰って、女ってサイテー。ていうか、魔人でもあんな裏切られ方してるんやから、

俺らなんか可愛いもんやな。

と妙な自信をつけて、国に帰って、それから毎晩若い女の人を一人ずつ殺すようになりました。

めでたしめでたし」

「いや、めでたない。なんかすごい展開やなー。ていうか、今読み返したら、ちょっと違ってたで。

お兄さんが主人公やん。ほんとは、あんたの言い方やと弟みたいな感じやったで」

「あーごめんー。なんか記憶違ってたわ。お妃と奴隷殺すのも、旅から帰ってからやしな。

子供の頃によんだアラビアンナイトは印象強いけど、大人になってからのはわりと細かいところ忘れてまうなー。

大人の世界はようわからんわ」

「なにそれ、それでまとめてるつもりか」

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9月4日

「暑い」

「・・・暑いなあ」

「もう、汗だく。ビリー終わって3時間くらいたつけど、汗だく」

「確かにね」

「もう夏いらんねんけど。お願いやから終わって欲しい」

「いや、この夏エアコン無しでよう乗り切った。えらいよ」

「まあね。エアコンのある暮らしを忘れてしまったからさ。エアコン欲しい!とかは思わないんだけどね」

「・・・なんかかわいそうな子やなあ。かわいそうなりにシアワセなんやなあ」

「さて、お兄さんがこっそり窓から覗きますと」

「うんうん。アラビアンナイトに逃避しような。王様もエアコン無しで生きてたしな」

「始まりましたよ」

「やっぱり」

「はい。始まりました。酒池肉林が」

「お兄さん、もうびっくりよ。そして、いきなり刀を持ち出して、お妃ともども一緒にいた奴隷達も皆殺し」

「うわあ。似たもの兄弟やなー」

「みんなが死に絶えた中庭に悄然と立ち尽くすお兄さんに、弟が、『実は僕も』と自分の体験を話してんな。

お兄さんは、もう女はこりごりや。ていうか、この城にいるのも我慢ならん。一緒に旅に出よう。

と弟を誘って旅に出たのね」

「ていうか、国家のトップがそんなに簡単に国政を投げ出していいんですか」

「いやまあ。大スキャンダルやしね。当事者はしばらく姿を消してマスコミの追求をかわさんと」

「なにそれ。センチメンタルジャーニーじゃないのね」

「で、兄弟で旅をしてますと、えらいことがあったんですわ」

「もしかして、ここで終わるつもり?」

「うん。今日は暑いからここまで」

「だんだん、理由もいい加減になってきた」

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9月3日

「ところで、ビリーは続けてるのん?」

「続けてますよ。毎日」

「もうかれこれ1週間やったよね。なにか変化あった?」

「勤め先でもめっちゃ聞かれた。でも『変化あった?』て聞かれる時点で、見た目に変化なしてことやんな」

「いやいや、なかなか見てすぐわかりませんから。自分的にはどうなん」

「それがな。まえちょっとキツ目のパンツがあってんけど、最近」

「ほう!最近?」

「きついままやわ」

「・・・」

「そんでな。弟が庭を見ると」

「うんうん。アラビアンナイトに逃避しよな。がんばりな」

「・・・くそー。で、弟が庭を見ると、

兄のお妃様が男女の奴隷を集めて、酒池肉林パーティーやっててん」

「うわぁ」

「弟はもうびっくりよ。でも、裏切られてたんは自分だけじゃなかったんや。

つか、俺の裏切られ方とレベルちゃうよな。とちょっと気が楽にもなってん」

「まあ人間的やね」

「で、俄然食欲も出てきて、晩御飯もりもり食べてたら、兄が帰ってきて、元気になった弟を見て、すごく喜んだんやけど、

そら、なんで急に元気になったかきになるよね。

なんで?なんでなん?と弟を問い詰めたのよ。

でも弟はさすがに自分の口から言うのはちょっと。と思って、

『ほな、兄者もこんど狩りに行くていって、城にこっそり残ってたら』て言うねん」

「なんか、いい弟なんだかようわからんなあ」

「で、兄は、ほなそうしてみまひょ。と後日狩りに行くって言って、城に残ってたのね」

「兄弟で部屋に隠れてたら、やっぱり庭が騒がしくなって・・・」

「それで?」

「今日は遅くなったらここまで」

「また、コスイ真似を。最初にしょうもないビリーの報告するからやろ」

「いや、みんな気にしてるはずやし。それでは次週はビリー特集!楽しみに待っててね!」

「いや待ってへんて」

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9月2日

「アラビアンナイトて、知ってる?」

「知ってます!・・・いや全部は知らんけど」

「プロローグは知ってる?」

「それは知ってます!悪い王様が女の人と一夜を過ごして朝に殺してて、次は大臣の娘だよ。となったときに、

聡明なその娘が毎晩面白い話を繰り返して、王様に殺せないようにしたていうんやろ?」

「まあな。子供向けのプロローグはそれやけどな。実はその前日談があるねん」

「なんや前日談て、後日談やったらわかるけど」

「聞きたい?」

「聞きたない」

「あんな。王様は初めは普通の王様で、お妃様と仲睦まじく過ごしてたのよ。

ところが、ある日王様が狩りに出かけたんやけど、途中で体調が悪くなってお城に戻ったのね。

そしたら、お妃様は奴隷の男とやってる最中やってん」

「やってる。いうな」

「王様は激怒して、二人を切り殺して、人生に絶望したのね」

「で、あんなことに」

「いやいや。まだまだ続くで」

「続くか」

「がっかりすんな。王様は自分の国にいるのが辛くなって、お兄さんの国にいってん。

お兄さんは別の国の王様やってんけど・・・」

「なにそれ。なんで兄弟で一個ずつ国持ってんの。どんな世襲制?養子に行ったの?」

「いや、そこ突っ込むところじゃないから。

お兄さんは喜んで弟を迎えたんやけど、弟が落ち込んで食事もしないのでとても心配してん」

「いいお兄さんやな」

「で、なにがあったのかと弟を問い詰めたんやけど、弟は恥ずかしくて顛末を言わへんかってんな」

「まあなー。殺人の告白やからなあ」

「いや、それはまた違う。で、お兄さんは弟を励まそうと狩りに誘うねんけど、弟はやっぱり狩とかする気にならなくて、城に残ってん。

城で不貞寝をしてると、なんか庭の方が騒がしいので、窓から覗くとな」

「なにがあったん」

「あー、もう今日は長くなったら、明日」

「なんやそれ、コズルイ手使うてからに」

「続きはこのあとすぐ!」

「世陸は終わったけど?」

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